携帯電話やスマートフォンの電磁波を浴びると体の中で何が起きるのか?
携帯電話やスマートフォンの使う電波の周波数は、800MHzから2000MHz近辺まで分布しています。このすぐ上に電子レンジの周波数2450MHzがあります。電子レンジは食物の中の水分を加熱します。携帯電話の電磁波(電波)もこの性質を持ちます。 また、この周波数の電磁波(電波)に人間の体はアンテナのよう働き、アンテナの中心部分に電力が集中して発熱します。
ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドラインの値は携帯電話が広く普及する前に定められたもので、体温が1~2度上がるまでの電磁波被爆量です。お風呂に入った時にお湯が均等に加熱して体温を上げるのと違って、携帯電話の電磁波(電波)では局所に熱エネルギーが集中します。 携帯電話の最大出力のわずか8分の1の100mWの電力が、100分の1秒間だけ体内の一部で小豆粒ほどの小さな部分を加熱すると、その部分の温度は5℃上昇します。 細胞にとって5℃の上昇は衝撃的で、高熱を受けたショックを受けて細胞は活性酸素を放出します。この活性酸素で周囲の細胞も障害を受けます。これを裏付けて、ICNIPRのガイドライン以下の弱い電磁波(電波)でもDNAが損傷している、という研究結果も発表されています。
細胞分裂が活発な細胞ほど活性酸素の影響を受けやすいので、妊娠中から小児の時期までは放射線や電磁波(電波)を浴びないように注意してください。もうひとつ、携帯電話が原因となった細胞の障害が癌や白血病となって発症するには、10年を超える長い年数がかかります。日常的にお気をつけください。
欧米諸国の政府、公的機関の携帯電話に対する勧告です
携帯電話やスマートフォンの電磁波(電波)は体内で活性酸素を発生して遺伝子を損傷します。赤ちゃんの将来における健康リスクを避けるため、フランス、イギリス、ロシア、アメリカの政府、公的機関は妊娠中は携帯電話を使わない、あるいは腹部に電磁波(電波)を浴びないように、また、16歳以下の小児の携帯電話使用も控えるように、と勧告しています。
特にフランスは法制化を進め、妊婦への携帯電話の使用制限だけでなく、小児への広告の禁止など次世代を担う子供たちを守る政策を実施しています。
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身の周りにある家電製品からの電磁波
私たちの身の回りにはIH調理器や電子レンジ、無線LAN、コードレスフォンなど、電磁波を発する電子装置がたくさんあります。IH調理器や電子レンジの発する電磁波(電波)は非常に強いのですが、 意識的に体を離して使えば影響を弱くできます。しかし、携帯電話は体に密着して持ち歩かれるため、持ち主は無意識のうちに強い電磁波を被爆します。胎児や赤ちゃんも同じように被爆します。
マイクロ波帯の電磁波(電波)は人体に吸収されやすい
下に示す左側のグラフは、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が1988年に定めた高周波電磁波の被曝ガイドラインで、WHOはこの値を人体に対する許容電磁波強度としています。携帯電話の使用する800MHzから2GHzのマイクロ波の周波数帯は、許容強度が低く設定されて注意を要する帯域です。これは中央のグラフのように高い周波数域では、生体表面で電磁波(電波)は熱として吸収され、皮膚の熱傷は起こすが内部のダメージは減ります。低い周波数では生体を素通りするので、中央の帯域を外れれば許容強度は大きな値が許されています。さらに、中央のマイクロ波周波数帯では頭や手がアンテナとなり、電磁波(電波)を引き寄せて電磁波(電波)の持つエネルギーを身体の内部に与えるため、ダメージが大きいとして許容値が低くされています。
携帯電話の出力は場所によって強くなります
携帯電話の送信出力は携帯電話と基地局との距離によって変わり、電磁波(電波)の強度は数10mWから最大800mWまで変化します。基地局に一定の強さの電磁波(電波)が届くように、基地局に近い場合は携帯電話の出力は小さく、遠いときは大きくなります。この送信される電磁波(電波)の一部が携帯電話を使用している人の体に吸収されます。体に密着していれば半分近くが人体に吸収されます。赤い線?より短い距離内に携帯電話があると、0.2mW/cm2以上の電力が身体に吸収されることになり、WHOの規制値を超えます。
移動中の携帯電話には注意をしましょう
移動中の携帯電話は、基地局の管轄が変わるたびに基地局と強い電磁波(電波)で交信をします。バッグに携帯電話を入れてお腹の上に置き、電車や自動車で移動すると、数分ごとにお腹は電磁波(電波)を浴びることになります。電車の中で赤ちゃんの頭の上でメールを書いている時、数分ごとに赤ちゃんの脳は電磁波(電波)を浴びています。
繁華街のように携帯電話を使う人が多い場合は、基地局は多数設置されます。この場合、基地局と携帯電話の距離が近いので、基地局も携帯電話も小さな電力で交信をします。反対に、郊外では基地局はまばらに設置されるので、電力は大きくなります。都市内でも、込んだ電車の中は電磁波(電波)が身体でさえぎられるので、携帯電話は基地局と安定な交信を行うために大きな電力を出し、身体への被爆も強くなります。地下鉄がトンネルから出て駅に入った時は、すべての携帯電話がほぼ同時に基地局と交信します。この時、ホームからの階段やエスカレータは巨大な電磁波(電波)の通路となっています。
このように携帯電話は不定期に強い電磁波(電波)を出すので、電車や自動車に乗っている時は電源を切っておくことをお勧めします。携帯電話で通話をするときは、イヤホンマイクをお使いになることを強くお勧めします。
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電磁波が胎児や赤ちゃんにどんな影響を与えるか、知っておいてください
携帯電話やスマートフォンは生活の必需品ですが、便利だからと言って、妊婦さんや若いママの不注意な使用が心配です。電磁波(電波)によるリスクをまず理解してください。そのうえで正しい使い方を知り、携帯電話を便利に使ってください。妊娠期間中のご注意は、出産後にもそのまま当てはめることができます。
電磁波(電波)は目に見えないことと、障害を受けても発症するのに数10年もかかるためリスクに対する認識が低く、多くの人が安全対策を行わないことが課題です。その場で痛みや熱さを感じれば分かるのですが、最初は小さな細胞レベルでの遺伝子障害なので分かりません。
携帯電話の電磁波(電波)は、体の中で小さな領域を加熱して活性酸素を発生させ、細胞のDNAを切断します。細胞には特定の期間中(細胞分裂の期間)に切断された場合を除けば、DNAを自己修復する機能があるので影響は残りません。成人では細胞分裂の周期が長いため、この修復できない期間の割合は小さく、大部分のDNAの損傷は修復され、成人はほぼ安全とされています。しかし細胞分裂が活発な胎児や乳児は、修復できない期間の割合が増えるので、DNAが修復されず遺伝子に障害が残る確率が増えます。
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